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痛みは漢方薬で

六淫の「風」「寒」「湿」邪の総合関係で痛みが起こると考える漢方医学

慢性関節リューマチや座骨神経痛・脊柱管狭窄症/漢方薬局桂林堂|東京都目黒区

漢方医学で考える痛みの改善法など

 

漢方医学では痛みの原因を”風・寒・湿”それぞれの邪がトータルに重なり合って引き起こすのだと考えられています。

あまりにも重要すぎるので、とても難解な理論なので、後々説明しようかと考えていましたが、ここで少し六淫について説明させて頂きます。

 

六淫とはなんなの

漢方理論の考え方の一つに、自然界の気候変化には「風」「寒」「湿」「暑(熱)」「燥」「火」があり、その気は万物を発生・変化させる正気(六気)=(体にとって良いもの)と呼ばれています。
が、この六気が人体の適応力や抵抗力が衰えている時(気候変動も含む)などに、人体に発病因子となって逆に邪=(体に悪いもの)になって、疾病を発生させます。
このように六気が病を引き起こす邪氣に変わったものを六淫(外邪)といいます。
”風邪”と現在でも呼ばれている感冒は、風の気が邪になって疾病を引き起こすたとえの一つです。

寒・熱はそのままの通り、それぞれ冷たいとか熱いイメージです。
湿は、水分代謝がうまく出来ずに溜まってしまった余分な水分(代謝しきれなかった体の中の水分)のことを言います。

日本の気候のように湿度が高いときは汗の調節もスムーズにいかず、胃腸の機能も低下しやすいため、湿が溜まりやすくなります。
(ふう)はあちらこちらに移動する性質を持ち、自然界で見られる風(かぜ)の性質と同じイメージです。

例えば、風が急に吹いたり止んだり舞い上がったりするように、風も変化しやすい・動きやすいのが特徴です。

また、これらが風・寒・湿が単独で症状を引き起こすというよりも、寒邪や熱邪、湿邪を引き連れて体に入り込む性質があるため、上記のように風寒湿邪や風熱湿邪となるのです。

リウマチの漢方医学的起こり方
漢方では、「通じざればすなわち痛む」といって、気や血が流れなくなると痛みが出ると考えます。これを瘀血 (血液の滞り・血行不良)と考えます。
リウマチも同じで、風寒湿邪や風熱湿邪が体に入り込み関節に留まると、そこの気や血の流れが滞るために、痛み・腫れ・関節のこわばり・皮膚に斑ができる などの症状がでると考えます。

風寒湿邪によるもの
<原因>
湿気の多いところに住む・雨にぬれる・冷える・急激な気候変化・暑さと寒さが交互に現れる・梅雨時 などの影響で風寒湿の邪気が入り込み関節に留まると、そこの気血の流れが滞り、こわばり・痛みなどの症状が現れます。

<痛みの特徴>
風・寒・湿の症状の起こり方の特徴

  • 風邪の影響が強い場合・・・痛む場所が移動する・発熱悪寒を伴うこともある といった起こり方
  • 寒邪の影響が強い場合・・・痛む場所は同じ・激しく痛み・症状は冷えると悪化し、温めると楽になることが多い・痛む場所に赤みや熱はない など
  • 湿邪の影響が強い場合・・・痛む場所は同じ・手足や関節が重だるく痛む・しびれがある・腫れる・天候に影響(雨が降る前など) など

<漢方での改善方は>
風寒湿の邪を取り除くものや、邪を受けるもととなった体質(弱いところ)を改善していくものを使います。

 

風熱湿邪によるもの
<原因>
湿度が高く暑いところに住む・陰虚体質(陰虚 (潤い不足、、、))で熱がこもっている・風寒湿邪が長く留まっている などが要因となります。
また風寒湿邪によるものと比べて、発病は比較的急で、発熱・口の渇き・そわそわ感 など全身の症状を伴い、病状が変化しやすいのが特徴です。

<痛みの特徴>
関節が赤く腫れて痛い・熱をもっている・冷やすと楽になる・触ると非常に痛い・一ヶ所~数ヶ所の関節に発症する など

<漢方>
熱を冷まし、風・湿の邪を取り除くものや、邪を受けるもととなった体質(弱いところ)を改善していくものを使います。

 

風寒湿邪や風熱湿邪によるものが慢性化すると、痰(たん。病理的な水分。余分な水分が凝縮されたもの。)が滞り、痛みが軽くなったり重くなったりする・関節が大きく腫れ、ひどい場合には変形する などの症状が現れます。

また抵抗力はさらに低下し、気血の流れが悪く新陳代謝も妨げられるため、気血が不足したり臓腑の機能が低下するなど、体全体への影響も出てきます。したがって、早めのケアと予防が大切です。

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