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胃下垂や出血傾向を招く、脾不統血とは

脾不統血とは

中気下陥とともに、漢方医学的には脾臓の重要な症状・状態のひとつです。

脾の気虚(胃腸の働き低下など)

脾陽虚(胃腸が冷えている)・中気下陥(胃下垂など)の症候とともにみられる出血です。

脾不統血気の固摂作用が減弱して出血傾向を招くことによるものが、気不摂血ともいいます。

現代医学的には、血管壁平滑筋の弛緩・血小板無力症・プロトロンビン減少その他、血液凝固因子の欠乏などによる出血であると考えます

脾気虚の症状
●鼻出血。●皮下出血。●血便。
血尿。●崩漏(不正性器出血)。●月経過多などの出血傾向

漢方薬局の日常から
皆さまの中に、陰陽五行論という、中国で2.300年前に完成された理論をご存じないでしょうか。
脾は、現在医学に当てはめると胃腸に当てはまります。

漢方医学が考える脾の主な働きを紹介します。

「脾は運化(うんか)を主る」いわゆる、大まかには、消化器官内で起こる消化・吸収のことです。

飲食物を消化・吸収させると言った現代医学の消化器系とよく似た働きを持ちます。
脾の運化機能が低下すると、食欲がなくなったり、食後に腹部膨満感が現れやすくなります。→脾虚 (体力低下・食欲不振・疲れやすいなど)
飲食物を意味する水穀(すいこく)の水の運化が低下すれば、便が柔らかくなり軟便や下痢になります。これも脾虚です。

血小板減少性紫斑病・血友病・不正性器出血・痔出血・慢性鼻出血などで脾不統血が考えられます

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