酒査様皮膚炎の改善例 酒査様皮膚炎は、ニキビに以上に相談内容の多い皮膚病
酒査様皮膚炎は顔面のほてりや発赤を繰り返しやすい素因のある人が、副腎皮質ステロイドの塗り薬を連用することにより発症します 素因のある人で、顔にステロイド薬を塗った場合にリバウンドなど副作用として生じる皮膚の炎症が額や顎、両ほほに起こるのが酒査様皮膚炎です
酒査様皮膚炎は20~50代の女性に多い皮膚病です 症状の現れ方・起こり方として 副腎皮質ステロイド薬を塗った個所に、毛細血管の拡張、丘疹(きゅうしん)、膿疱(のうほう)が現れ ステロイド軟膏を塗るのを中止すると、数日後に紅斑と浮腫性(ふしゅせい)の腫脹(しゅちょう)が生じます 痒みはあっても軽度ですが、強いほてりや灼熱(しゃくねつ)感・熱感を伴うのが特徴でもある皮膚病です 酒査様皮膚炎の症状の改善までには通常数カ月から数年かかり、酒査様皮膚炎の皮膚病改善のためには副腎皮質ステロイドの塗り薬の中止が不可欠なのですが ステロイドをやめると酒査様皮膚炎の症状が一時的にかなり悪化することも多いと思います また、強いステロイド軟膏を長期に利用した方ほど、漢方薬での治療も時間がかかると考えられています
30代半ばの女性の酒査様皮膚炎改善例 原因は不明、本人いわくマスクで顔がカブレて皮膚科で処方されたプロトピック、ステロイドの半年間使用により発症した酒査様皮膚炎です
おもな症状 顔全体が真っ赤・熱感・少し顔も腫れ、顔全体が少し乾燥し、生理前に酒査様皮膚炎は悪化しますが、激しい症状や赤みの割には痒みはありません
漢方薬では先ずは炎症対策に、生理前に悪化・皮膚の乾燥から考えました。 清熱解毒に肝火を鎮めるといったカテゴリーの改善を図りました。 2014.5月から漢方薬を服用し始めると少しずつ赤み・熱感・腫れが良くなり、服用6カ月で8割以上に改善が見られました。但し、酒査様皮膚炎は何かの刺激で再悪化することを恐れ、2年近く服用されています
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