慢性腎臓病に黄耆を使用した漢方薬/漢方薬局桂林堂

慢性腎臓病の病気の目安であるクレアチニンが4%以上になると透析になってしまう慢性腎臓病
腎臓には色いろな働きがあり、老廃物をろ過して尿として排出する作用や血圧を調整したりと重要な臓器です 慢性腎臓病は 腎臓のはたらきがさまざまな原因で徐々に悪くなっていく病気で、 腎臓は、尿をつくる・体のなかの老廃物を尿として処理する・体のなかの水分量を調節する・体のなかのミネラルバランス作用(・血圧を調整したりします 慢性腎臓病が進み、腎臓のはたらきが低下した状態を慢性腎不全といいます。 慢性腎不全となると、やがて体の中のバランスを保つことができなくなり、末期の腎不全になると透析や腎移植が必要となります。
 漢方薬での慢性腎臓病の方法は色いろなものがあり 基本は利尿作用、血流改善作用、下半身を温めて腎臓の働きを良くする漢方薬などです また、免疫調整も腎臓病の場合には重要で、最近では働きを良くする黄耆や附子、丹参、ミミズなども腎臓病によいとされています 漢方薬局のレベルですと、腎臓病数値クレアチニンがせいぜい2%前半の人のケースは漢方薬も効果的です 腎臓病は、数値クレアチニンは徐々に上昇するこもあり 気が抜けない病気です 腎臓病は安静や保温(下半身を温める)、薬物療法、食事療法(塩分とかたんぱく制限、腎臓病によい食事)がメインとなります 慢性腎臓病の進行を遅らせるには、食事療法が何よりも有効のようです。 慢性腎炎や慢性腎不全になっても、食事療法をきちんと続けていれば、健康な人と同じように生活ができるそうで、やはり食生活の改善とそれを続けて行くことが重要です。
また、透析になった場合も、食事療法は継続して行わなければなりません。 腎臓病というと、食塩を減らすというのと、加えて重要なのがたんぱく質の制限と、十分なエネルギーを摂ることです。 腎臓の働きにはエネルギーが必要で、腎臓(下半身)を温めることも重要と考えます たんぱく質、エネルギー、食塩をどのくらいとれば良いのかは、一人ひとりの症状によって違い、薬局レベルではそういった指導はなかなか難しいかもしれません いろんな会社が販売している腎臓食専用のプラン利用も腎臓病に良く、それらの利用もおすすめします
腎臓の働き 腎臓はソラマメの形をした、縦12cm、横5~6cm、重さ150gほどの臓器で、お腹の中の背側で腰の上部に左右1個ずつあり、日々絶え間なく大量の血液が送り込まれています。 腎臓の主要な機能 体内の老廃物の排泄 腎臓は体内の老廃物を血液から濾し出して、尿として排出します。 たんぱく質が体内で代謝・分解されてできた窒素化合物(尿素やクレアチニン、尿酸)、体内で行なわれる新陳代謝で生じた老廃物、体内に入った不要な薬物や毒物もみんな尿の中に溶けて排出されています。
漢方薬の腎臓病漢方 漢方の温脾湯は乾姜と附子・甘草・大黄・人参です そのほかには利尿作用の漢方薬も併用しないと、温脾湯だけではあまり効果は期待できないようです
最近、同じ漢方薬で防己黄耆湯と真武湯が慢性腎臓病によいという報告もあり、腎臓病には下半身を温めて代謝を良くする乾姜と附子とか、利尿作用のある漢方薬とか、血流を良くする漢方薬とか、最後に黄耆という生薬が慢性腎臓病によいということです
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